むし歯や歯周病を予防するためには?
皆さんこんにちは。
大阪府池田市のたにぐち歯科・口腔外科です。
現代の日本人は、30代以上の3人に2人が歯周病にかかっていると言われ、「現代病」と呼ばれているほどです。
また、最近はお口の健康意識の高まりで減ってはきているものの、むし歯にかかっている人も多いです。
日本人が歯を失う原因で一番多いのは、加齢やむし歯ではなく、実は「歯周病」です。
にも関わらず、歯周病だと自覚のある方はとても少ないのが現状です。
理由は「自覚症状の少なさ」にあると言われており、初期症状では歯磨きの時に歯ぐきから血が出る、歯ぐきが赤くなる程度のため、進行してようやく歯周病に気づくことが多いのです。
むし歯や歯周病予防には、「セルフケア」と「プロケア」のどちらも不可欠です。
とくに、毎日の歯磨きといった「セルフケア」がとても重要です。
歯磨きの時はただ磨くだけではなく、ご自分の歯並びに合った磨き方をする必要があります。
むし歯と歯周病、どちらの原因ともなるプラークを除去するためには、歯の表面だけでなく、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目も丁寧に磨きましょう。
また、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスも併用するとよりプラークを落とすことができますので、併用するようにしましょう。
どんなに毎日しっかりと歯磨きをしていても、プラークを完全に落とし切ることは不可能です。
また、プラークは放置しておくと歯石になってしまいます。
そのため、定期的に歯科医院で定期検診やプロによるクリーニングを受ける必要があります。
定期検診では、むし歯や歯周病の確認や、歯のクリーニングで徹底的なプラーク・歯石の除去を行います。
歯周病の初期症状である歯ぐきの炎症が観られる場合には、消毒による消炎処置を行いますが、重症化している場合には外科的処置も必要になってきます。
むし歯に関しても、確認しづらい初期むし歯を丁寧に確認して、フッ素塗布などを行います。
また、毎日の歯磨きが治療にも予防にも重要ですので、歯並びに合わせたブラッシング方法をアドバイスいます。
一度クリーニングをしても、プラークは時間が経つとまた付着していきます。
そのためにも、定期的に歯科検診を受けることが、むし歯や歯周病の予防に役立ちます。
このように、むし歯や歯周病を防ぐためには、正しい歯磨きでプラークを取り除いたり、定期的に歯科検診を受けたりするほか、正しい生活習慣を身につけることも効果的です。
もし、むし歯や歯周病にかかってしまったとしても、初期であれば簡単に治療することが可能です。
「セルフケア」と「プロケア」を続けてお口のトラブルを予防し、お口と身体の健康を守りましょう。